高千穂 TAKACHIHO 2005 9 11
「日本のふるさと」
九州は宮崎県に、と言っても、
熊本県の阿蘇に近いと言えるかもしれませんが、高千穂町があります。
あれは、何年前だったでしょうか。
ここは、もしかすると、「日本のふるさと」かもしれないと思って、
東京から、飛行機を使って、高千穂を訪ねてみました。
日本の神話で、天照大神が治めた「高千穂の国」は、
もしかすると、ここにあったのかもしれないと、勝手に思い込み、
日本有数の山岳鉄道を乗り継いで、やっと、たどり着いたのです。
この町には、「天香具山」や「高天原」など、
神話の世界を連想させる地名が、各所に残っています。
たとえば、「天岩戸神社」には、東西に、二つの社があり、
御神体は、東の社が、天照大神、
西の社が、天照大神が隠れたとされる天岩戸となっています。
観光は、高千穂峡が、メインとなるでしょう。
深い谷を、ボートに乗って遡ると、
高い崖から「湧水滝」が落ち、四季の自然と調和し、実に見事です。
また、「高千穂夜神楽」が有名です。
この夜神楽は、平安時代から受け継がれてきたと言われ、
国の重要無形民族文化財に指定されています。
交通アクセスは、
延岡市から、高千穂鉄道で、1時間半程度だったと思います。
もう一度、行ってみたい。
東京からは遠く、1泊2日では厳しく、2泊必要な距離にありますが、
それでも、もう一度、行ってみたいと思います。
2005年9月8日の共同通信社のニュースには、このような記事がありました。
「存廃危機の高千穂鉄道 台風被害が追い打ちか」
台風14号の影響で、
宮崎県延岡市から高千穂町まで、約50キロを結ぶ第三セクター、
高千穂鉄道が、存廃の危機に直面している。
乗客減などから、営業は赤字基調である上、台風により、2つの鉄橋が流失。
「復旧には、億単位が必要」という。
高千穂鉄道によると、同鉄道は、
1989年に、旧国鉄の赤字路線を、県と沿線自治体が引き継ぎ、開業した。
乗客数は、92年度の約60万人をピークに減少し、2004年度は約36万人まで落ち込んだ。